2008年11月24日月曜日

ドイツの結婚式事情~ご祝儀、プレゼント~

結婚式に招く考え方として、

日本では、ゲストが二人のお祝いのために、けっこうなお祝儀を出し、新郎新婦がそのお礼として、引き出物を渡す。その後も、友人は2次会3次会とお金がかかります。

こっちは、新郎新婦が、私たちの結婚式をやるから、気軽に来て楽しんでねということで、パーティを開きます。
もちろん呼ばれたゲストは、お祝いのプレゼント、または、お祝儀を一度だけ最初に渡すだけです。

こちらでは、結婚する前に同棲している人が多いので、昔だったら、欲しい物を聞いてプレゼントしてたみたいですが、今では、お金の方が喜ばれるのが現状のようです。(もちろん、その人によります)
新郎新婦にとって、プレゼントよりお金の方がいいとき、ちょっと粋なのが、招待状に「プレゼントよりお金の方がいい旨」を、素敵な表現で最後に書いてたりします。

そしてこっちでいうお祝儀の金額。日本より少ないと思います。
(その人との関係により、気持ちの問題なので金額は違いますけど。)
日本で一人分の値段が、こっちでは二人分のような気がします。(カップル、夫婦ともに参加が普通)
その代わり、引き出物なんてものはありません。

しかぁ~し!

朝までやるということは、遠方から来た人はホテル代、交通費などかかる。
それらについては、日本は、一部負担とかあったりもするが、こちらはない。
しかも、全部、だいたい個人でなんとかしてもらう。

だから、結局は一緒なのか、それ以上になるのか。。。。
今まで、日本の感覚で金額が少ないと思ったけど、物価で考えると、祝儀の値段も一緒のような気もしてきた。
だって、こっちは、子供がいないと、給料の半分近く、税金取られるから。。。

なにはともあれ、ようは、気持ちが大切ですね。

ご祝儀は、ウエディングカードに言葉を添えて、一緒にお金を封筒に入れて渡す。
それか、みんなで一緒に、植木にお金を結んで(神社のおみくじのように)、ウエディング用の飾りをしてプレゼントというのもあった。

そして、これらを渡す場所ですが、会場に受付というものはなく、その代わり、プレゼント置き場が設けられていて、そこへ置きます。
みんな、きれいに包んでました。

アジアは、世間体もあったり、変に気を使いすぎるところもあったりしますよね。
商業にのせられてしまっている風にも感じるような。。

こっちは、ドイツならではの合理的というのか、考え方がスマート。
世間体とかなくて、複雑でもなくて、素直に仲の良い人たちが集まって、お祝いしているような、そんな気がしました。

それに、「フィアンセ」ならともかく、「彼女」「彼氏」でも、結婚式に連れて行くのは普通というのも、日本では考えられないですよね。

結婚してやっと一人前といわれる日本。
結婚してなくても、一人前と考えるドイツ。

ドイツの考えかたにまた触れたような気がしました。

結婚式に参加し、アジアとドイツのやり方を知り、いろいろと考えさせられた体験でした。
どの式もそうだけど、結婚式って、新郎新婦の人柄がすごく出ますよね。



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