2008年11月20日木曜日

ドイツの結婚式事情~一日の流れ~

まずこちらは、日本みたいな結婚式場斡旋産業というものをみない。
探せばあるかもしれないけど、だいたい自分たちでセッティングする。
だから、付き添いの人とか、進行具合を見てくれる人もいないので、万人それぞれの結婚式が行われる。

それにアジアのように、結婚式に莫大なお金をかけるというのもほとんどない。
「お金をかけない」のもそうだけど、日本より「お金がかからない」というのも事実(経験済み)

披露宴会場には、時間制限がない。
ドイツのレストランは法律で朝までの営業は許可されていないが、この日ばかりは朝までOKらしい。
なので時間を気にすることなく、新郎新婦による進行で行います。

初めてこちらで結婚式に出席した時、時間が長いのでどうしたらいいのかわからなかったけど。

こちらの結婚式の基本的な流れというと、

①市役所で婚姻届、または教会で式:(13時くらい~14時くらいまで)
       ↓
②ウエルカムシャンパン、そして食事:(17時くらい~明け方まで)
       ↓食事の合間に、友人、知人などからお祝いなどなど
③明け方まで飲み、ダンスなど(披露宴会場にて)

ま、こんな感じ。

①の市役所で婚姻届。これが侮るなかれ!
日本では、婚姻届をだすのに、離婚届を出す人と並んで手続きする。
「おめでとう。」の一言さえない。(言われたらラッキー)
しかし、こっちはそうではない!

手続きするのに、ドレスアップする。
というのは、サインするのに新郎新婦のための別室がある。
きれいな花が飾られ、役人が、牧師様ないし神父様みたいに話をし、指輪交換、誓いのキスまでする。
そして、新郎新婦のそれぞれの証人が、二人のために証明書にサインをする。
なんて素敵なシステム♪

ちなみに、フランクフルトのレーマー広場にある旧市役所の部屋は、すごくきれいだった!!
大きな大きな油絵が飾られてるし、白い手袋をしてエスコートする守衛さんもいた。

だから、クリスチャンじゃない人は、この市役所の式だけで十分。
反対に、教会で挙げたい人は、せめてどちらかが信者で教会税を払ってないと教会での式はできない。

他のカップルの教会の式に参列した時は、さすが本場だけあって歴史のある教会(カソリック)で行われてました。宗教画が当たり前に何枚も飾られてたっけ。

そうそう、教会でする人は、事前に身内で市役所で行い、改めて別の日に、知人友人を招くらしいです。
2度結婚式を挙げるみたいですね。

そのあとは、シャンパンで一杯お祝いし(場合による)、各自食事の時間まで時間をつぶす。
新郎新婦は、写真撮影に入る。

②ウエルカムシャンパンにてゲストをお出迎え
みんなが集まり様子をみて、そのあと食事開始:(18時くらいから)
食事の間は、それぞれの楽しいお祝いのひと時を。

ある40歳近くのカップルの結婚式の場合は、食事が終わるころ、新郎新婦がワルツを踊り始めました。
そして、相手のご両親と、それから踊りたい人が披露し始めます。
これはさすがに、本場ヨーロッパだ!と思った。

自然に踊る人もいれば、このときばかり普段の教室通いをみせようと、競技みたいに踊りまくっている人もいたけど(苦笑)

③食事やワルツが終わり、ディスコタイムになった夜中12時ごろ、やっと一段落つきます。
このころになって、やっと帰る人が出てきます。
友達とかは、朝まで飲んだり、踊ったり。(日本の2次会3次会にあたるのでしょうね。)
 
私たちはお互い別々でワルツを習ったことあるけど、今の未熟な二人では息が合わないのでパス(爆)。
なので、ディスコタイムで踊ってました。
 
新郎新婦というと、ゲストが全員帰るまで、どんなに眠くてもゲストより寝ることができません。
ゲストがみんな帰って、やっとお開きです。(明け方3:00~4:30くらいなのではないかな)


日本は時間が決まっていて、仕事をこなすがごとくだけど、
こっちは時間にとらわれず、様子を伺いながら進むので、落ち着いて幸せな二人を見ることができました。



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