最初来たとき、ミュンヘンは、アルプス山脈に近いからドイツの中でも、水はきれいなんだろうなと思ってた。
ところが、蛇口など水の滴がついていると、すぐ白くなる。日本の水垢の比ではない。
お風呂場も、雑巾で拭いてみると白い粉がつく。
ここの水は、昔からそうなのだそう。
しかし、主婦として女性としては嫌な水。
しかも、髪の毛がかなりの量で抜けるし、空気の乾燥も含めて、お肌にも大敵。
こちらの化粧品に「??」だった私は、ドイツ人女性に聞いてみた。
「こっちの化粧水は、保湿というよりふき取り用で、お肌についたカルキををとるためと言われてるよ。」
ちょっと納得。
こっちの基礎化粧品は、当たり前に思っていた日本のお化粧品事情と違う。
このことは、またいずれ。
んで、去年アルプスの山小屋で一週間強を過ごしたとき、水がきれいだからといって、そのまま飲んでた。
そして、ある日気づいてしまった。
夜、アルプスの水を沸かしてた電気ポット。
次の日の朝、からになってたポットに、またお湯をわかそうと、ポットのふたを開けてみる。
なんと!そこの下に、ミュンヘンよりひどい、石灰が板状になって、固まってる!!
しかも、ちょっと黄色っぽい。。。。
毎日きれいに洗っても、翌日は、カルキ板の出来上がり。。。。(苦笑)
一応お腹はこわさなかったけど、山に行けが行くほど石灰が強かったなんて、びっくり。
普段の生活では、BRITAを使っているけど、新しいフィルターに換えて何回か使ったら、もうカルキが浮いてる。
そうそう、その硬水だからなのか、ドイツ語学校のテキストに、「私たちは、週2回、髪の毛を洗う」という文章が出てきた。
げ!週2回だけ?かなり驚いた!カルチャーショック!?
みんなはどうなのか、クラスの人にも聞いてみた。(ドイツ近辺の国出身の人たち)
そしたら、やはり週2、3回が多かった。
そのクラスメートも抜け毛が多いって、私だけじゃなかったのね。
洗濯も、すぐ生地は痛むし、色は褪せるし、タオルもごわごわ。
タオル用の柔軟剤を使っても、ごわごわ。
んで、シルク用の柔軟剤を使ったら、まぁ、かなりやわらかくなったけど。
洗濯ネットは、本当に必需品。
日本の100円均一が本当に欲しい。
こっちにも1ユーロショップをたまに見かけるけど、質、種類がいまいち。
カルキがすごいから、一ヶ月に一度、洗濯するときに、洗濯機用カルキ除去剤と共に洗濯機を回さないと詰まってしまう。なので私は、「Calgon」使ってます。
まだまだお水との戦いは続く。。。
後日談:ミュンヘンの水って、カルキがすごいわりに、「世界で一番安全な水」とされているようですね。
アルプスのミネラルウォーターを、直接水道にひいているんだそう。
だから、ビールもおいしいというわけらしい。
でも、カルキが。。。(^^;)
